SillyBalls イラレ版

今回は覚え書きです。
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Macのプログラミングをやっていたころ、プログラムの参考として「SillyBalls」というサンプルアプリケーションがあった。直訳すると「バカ玉」ってところでしょうか。
ウインドウの中にランダムの位置にランダムの色で円を描き、その中に「Bob」と書いていくだけのアプリで、プログラミングの練習として何度かお世話になった。
前からこの「SillyBalls」をIllustratorに移植したら面白いんじゃないかと思っていたが、どうやって作るか迷っていた。プラグインで作るのがベストだが、かなり大変になりそう。試しにプラグインのサンプルコードをコンパイルしてみたが、プラグインが生成されずよくわからん。とっととあきらめ、JavaScriptで書くことにした。
IllustratorをJavaScriptで動かす方法はOpenSpaceというサイトが大変参考になる。使えそうなコードを見ていたら、ほとんどそのもののプログラムがあった。これをベースにして自分なりに改造したらプログラムが完成。すぐできたわ。
実行するとこんな感じのタマが
http://chinoken.net/wordpress/wp-content/images/mt_images/2008/20081125_01.png
ズドドドドとドキュメント全体に描画されるのであります。
http://chinoken.net/wordpress/wp-content/images/mt_images/2008/20081125_02.png
1回の実行で40個のタマを描く。上のは4回実行したのでタマは160個あるはず。
手打ち設定ながらも、タマの大きさ・数、CMYK各色の最大値を設定しやすくした。色をすべてMaxで設定すると400%になることもあるので要注意だ。プラグインなら設定ウインドウで値を設定して実行!できるんだけど・・・・。
タマがところどころ固まってるように見えるのは、疑似乱数ってやつなのでしょうがないのかな。色も似たような色あいになるときもある。
余談だけど、疑似乱数を発生させる方法で「メルセンヌ・ツイスタ」って必殺技ぽいのがあった。竜巻出るね。
ぱっと見は役に立たなさそうだけど、応用は効きそう。円じゃなくて★や四角もできるし、「色をランダムで設定」てのがスプレーツールじゃできないようなので、それだけでも使えるかも。