台湾旅行で食べて以来、魯肉飯は好きな食べ物トップクラスに躍り出た。
日本でも食べられないか。
いくつかの店で食べてみたが、好みの味じゃない。八角の香りがふわーんとして、少しこってりした豚肉のうまみがほしい。
じゃあ、自分でつくるか。
かなりいいとこまでつくれるようになったのでレシピを書きます。
■レシピの前に
Q.魯肉飯ってなんだ? だいたい読めねーよ。
A.こちらをご覧ください。
Q.つくり方といっても、どんな味か想像つかないのにつくるのはやだわ。
A.次の店で食べてみてください。
・ひげちょうるうろうはん
・銀座 紅ちょうちん
ひげちょうはやや薄味。紅ちょうちんがおすすめ。紅ちょうちんでは「豚肉かけご飯」みたいな名前になっている。
うまかったですか。うまいと思ったら、台湾旅行はすごい楽しくなると思います。
では、レシピをば。
■材料
・豚ひき肉 300g
・タマネギ 3/4個
・ニンニク 1かけら
・椎茸 2〜3個
■調味料
・しょうゆ 80cc
・砂糖 大さじ1+小さじ1 ※1
・紹興酒 大さじ2
・油膏 小さじ1 ※2
・五香粉 適量
・八角 1〜1.5個 ※3
・水 300cc
※1 台湾のしょうゆ「金蘭醤油」が手には入ったら、このしょうゆ自体甘いので砂糖はいらない。横浜中華街のどこかで売っている(店忘れた)。
※2 ソースみたいにドロドロっとしたしょうゆ。金蘭油膏。新宿の小田急ハルクの地下で売っている。
※3 スターアニスともいう。インフルエンザの治療薬タミフル(オセルタミビル)の原料でもある。
左上から、紹興酒、金蘭醤油、油膏、五香粉。手前の銀色の袋は八角。
■つくりかた
1.
タマネギ、ニンニク、椎茸をみじん切りにする。やや細かめに、少し粗いのが残る程度。
カップなどにしょうゆ、砂糖、紹興酒、油膏を入れて混ぜておく。
2.
鍋に油をひき、ひき肉を炒める。五香粉を少し振りかけ、全体に熱が通って白くなったら皿にあげておく。
3.
油をひき、中火でニンニクとタマネギを炒める。透明感が出て、茶色っぽくなるまでひたすら炒める。
4.
椎茸を入れて油がまわったら、先ほどのひき肉を入れて混ぜ合わせる。
混ぜ合わさったところで、1.で作った調味料を入れて少し炒める。
5.
水と八角を入れて、弱火で20〜30分煮込む。
アクは取っていくが、取りすぎるとうまみがなくなってしまう。すこしこってりぐらいがうまい。
6.
火を止める直前に少し五香粉をふりかけて混ぜ合わせる。
ごはんに適量とっていただきます。
・わりと大量にできます。
・このレシピでは八角の香りが強くでる。あまり強くさせたくない場合は5で八角を入れずに、五香粉だけでもOK。
・ネットで魯肉飯のレシピを検索すると、たくあんや高菜をつけあわせてるが、台湾ではあまり見かけなかった。
・豚ひき肉ではなく、豚ほほ肉を使うのが本当らしい。台湾ではシーチキンらしきものが入っていたものも食べた。